各新聞社は、MMTに対し以下のような批判記事を掲載しています。
・「MMTはM(未来)はM(もっと)T(大変)」(毎日新聞 2019年3月13日)
・「財政赤字は問題ない」とする異端の経済政策理論(日本経済新聞 2019年3月15日)
・財政赤字なんか膨らんでもへっちゃらで、中央銀行に紙幣を刷らせれば財源はいくらでもある、というかなりの「トンデモ理論」(朝日新聞 2019年4月26日)
また、著名な経済学者なども、以下のように批判しています。
・「政府はどこまでも財政赤字を無限に続けられるというMMTは極めて悪質」(シラー教授)
・「赤字は問題にならないという考えは全く誤っている」(パウエルFRB議長)
・「ある時点において、債務の増加を食い止めるために十分大きなプライマリー黒字の達成を強いられる」
しかし、これらは全て誤解であり、MMTの主張を正しく理解してないがゆえの極論です。
MMTは「債務を無限に拡大せよ」とは全く言っておらず、過剰なインフレ(例えば、3〜4%程度)が「債務拡大の上限」だと明言しており、至極まっとうな理論です。
あたかも無限に財政赤字が膨らんでいくというのは、MMTの主張を無視した極論と言わざるを得ません。こうした批判こそ、「トンデモ」批判と非難されるべきでしょう。