2019年は今上陛下が譲位され、御代替わりとなる歴史的な年です。平成の時代は31年で終わりを迎えます。御代替わりを迎えるにあたり、日本国民は改めて「歴史」を知る必要があります。日本国の歴史は、世界最長です。我が国は、神話の時代から連綿と続く男系の皇統を頂く、世界最古の国なのです。それにも関わらず、日本国民の多くが歴史を「失っている」ように思えます。(ちなみに、世界で二番目に古い国はデンマークで、三番目がイギリスになりますが、ご存知でしたか?)
イギリスの歴史学者、アーノルド・トインビーは、「歴史を忘れた民族は滅びる」という言葉を残していますが、まさに「平成日本人」は、世界に誇るべき祖国の歴史を忘却してしまっているように見受けられます。しかも、大東亜戦争敗北後の我が国では、歴史学者が祖国の歴史を歪めることを続けてきました。例えば、日本の歴史学会では、初代天皇である神武天皇から第九代の開化天皇までは「存在しなかった」ことになっていますが、ご存知でしょうか。『初代・神武天皇から九代・開化天皇までは、まったく神話の世界の話で、実在を信じる説はない。(歴史学者 山本博文「天皇125代と日本の歴史」より』)
神武天皇から開化天皇までの「史実」は、我が国の正史である日本書記や古事記にきちんと記されています。