「古事記」や「日本書紀」を見れば、古代の天皇が今の日本人と同じ「日本人」であったことは当たり前に分かります。しかし、それが戦後の左翼学者によって捻じ曲げられました。
左翼思想に染まった歴史学者は、「天皇は朝鮮人だった」というばかりか、神武天皇の存在を認めず、
第二代〜第九代の天皇を「フィクション」と言ってのけたのです。
日本国の歴史を振り返ると、国家の危機は何度もありました。皇統の危機も、幾度も繰り返されました。
それでも、我々の先人は何とか乗り越え、国家を維持してきたわけです。二千年を超す「世界最古の国家」は、「前の日本国民」が歴史をつむぎ、「今の日本国民」に残してくれたものです。
私たちも「未来の日本国民」のために歴史をつむぐ必要があるのではないでしょうか?
しかし、そうした歴史は今、捻じ曲げられ、消されかけています。
このままでは日本人は先祖代々受け継いできた「古代史」を忘れ、「日本人としての記憶」を
完全に失ってしまい、捏造された歴史がいつの間にか当たり前になってしまうでしょう。
そんな状態になるのを防ぐためにも、今回三橋貴明はこの『歴史教科書が教えてくれない古代日本「帝国」の誕生』を書きました。