「あなたは日本の歴史の教科書には空白の500年が存在することを知っていますか?」
中学・高校の歴史教科書を開き、少し読み進めるとあまりにも不自然なことに気がつきます。
それは、教科書の最初の数ページには縄文・弥生時代の出来事が書かれているのですが、その後ページをめくると、なぜか日本建国当時の歴史がごっそりと抜けているのです。
誰がどうやって日本を建国し、誰が国を発展させたのか?そのようなことが全く書かれていないのです。
もちろん、日本の建国を伝える歴史書がないというなら、仕方ないかもしれませんが、日本には六世紀以前の歴史を伝える正史である『日本書紀』『古事記』があります。
なのになぜ、教科書から日本の建国に関する記述が消えているのか?
それは、戦後の偉大な歴史学者たちが、『日本書紀』『古事記』はデタラメだと述べているからです。
「日本書紀・古事記は誰が読んでも事実ではないことがすぐわかる。 神代の物語は歴史的伝説として伝わったものではなく、作り物語である。 」
「第1代の神武天皇から第7代までの天皇はすべて架空。」 このように、「初代天皇である神武天皇」とその後の数代の天皇をを否定し、日本の建国史を完全に否定したのです。 このことによって、日本の子供たちは、戦前までずっと教えられてきた建国史について学ぶことがなくなりました。 でも日本書紀や古事記はデタラメで、神武天皇が存在しないという根拠は何なのでしょうか? 神武天皇に関して史跡や祭りや神主の言伝えが山のようにあることからも分かるように、その存在は伝統として日本に根強く残っていました。しかし、歴史学者は「日本書紀」の ある記述を抜き出して、日本書紀はデタラメだといい、
神武天皇の存在を否定したのです。では彼らがいう記述とはなんなのか? それをこれからお話しします。