『大転換』の著者であるポラニーについて、カリフォルニア大学教授であるフレッド・ブロックはこのように述べています。
「彼は、ケインズ主義ではなかった。彼はマルクス主義の主流派を含む全ての経済決定論とは明確に一線を画していた。」
つまり、ポラニーは唯一無二の経済理論を打ち立てていたのです。
『大転換』が出版されたのは、第二次世界大戦の渦中である1944年ですが、ポラニーは、ヒトラーが政権を取る前の1920年代から、自由主義経済学者たちと論争を繰り広げていました。
ポラニーの経済理論は、頭でっかちな机上の空論ではなく、貧しい人々の生活を肌で体感し、自身も2度の亡命を含め、3度の移住を余儀なくされるなど、過酷な運命に翻弄されたからこそ、誕生しました。
そしてその経済理論を盾に、世界を大戦争に導くことになった自由主義経済学者たちと激しく戦いましたが、あまりに時代に先行しすぎていたポラニーの経済理論は、ミーゼスを打ち負かし主流派になることはできませんでした。
しかし、ポラニーはミーゼスを打ち負かし、世界戦争への突入を食い止めることはできなかったが、彼の思想は今日にまで引き継がれています。
世界的な危機のたびにポラニーの思想は蘇り、今もなおミーゼス、ハイエク、フリードマンという流れで思想を受け継いだ新自由主義と戦っているのです。
小泉竹中路線の新自由主義政策にNOを突きつけるための言論活動は、まさに、新自由主義との戦いは、
ポラニーV S自由主義経済学者たちの戦いの延長戦だと言えるでしょう。
今日、ロシアーウクライナ戦争が勃発し、世界情勢は混乱していますが、実は、このロシアーウクライナ戦争も、自由主義経済学者の後継者たちが、世界大戦を引き起こした時と同じことを行った結果、起きた戦争なのです。
つまり、ポラニーの『大転換』を基にすると、ロシアーウクライナ戦争も、「世界大戦と同じカラクリ」で引き起こされたと言えるのです。
ですが、ミーゼスらが主導した平和を壊し、人々を不幸のどん底に陥れた「大転換のカラクリ 」を知らないままでいると、ロシアーウクライナ戦争についても、メディアや新聞が垂れ流す、「プーチンは何をするかわらかない独裁者」「ロシア人は残虐だ」などと言った、不明確な理屈でしか世界情勢の変化を見ることができず、真実を隠され、考える能力を奪われ、世界を大転換させるほどのカラクリや裏の構造について全く知ることができません。
歴史は振り返らないとその全貌を知ることが非常に困難ですが、危機が迫っていることに気付いた時には、もう手遅れになっていることがほとんどです。
グローバリズムの時代に大国が戦争をするなんてあり得ないという前提が崩れた今日において、ポラニーが唱える「戦争を引き起こす諸悪の根源」を突き止めないと、気づいた時にはもう手遅れになってしまうかもしれません。
そんな事態を避けるために、歴史的に証明された本物の知識を手に入れ、世界を動かす力の正体を見破るための講座を制作しました。
自分たちの欲望と保身しか考えない新自由主義者との長い長い戦いは、ポラニーの時代から今もなお続いています。ポラニーの意思を受け継ぎ、彼らとの戦いに最後は勝つために、まずはあなたから真の知識を手に入れてください。
まずは講座を手にとってみて、どうしても自分には合わないと思われたら、返金保証の制度もありますので、それをご利用ください。
ここまでご覧いただきありがとうございました。ぜひあなたのご参加をお待ちしております。