今回の講座では、『統治二論』をただ解説するだけではなく…
・「革命」の生みの親となったロックの思想とは?
・「やられたらやり返す、倍返しだ!」…半沢直樹流の考え方は正しいのか?
・「自由」や「平等」の本当の定義とは何か?
・なぜ「政府」が必要なのか?なぜルールが必要なのか?
・福澤諭吉はなぜ「Freedom」を「自由」と訳したのか?
・『統治二論』を理解するための3つのポイントとは?
・なぜ新自由主義・フェミニズム・LGBTが蔓延してしまったのか?
・『統治二論』を日本人こそ読むべき理由
など、実践的かつ私たち日本人が知らなければいけない歴史の教訓についても余すことなくお届けいたします。
この講座にて、これらの政治・経済的な内容、文化や思想についての内容をお伝えすることができる理由は、 講座の担当をする柴山氏が政治・経済等のエキスパートであるというだけでなく、 日本唯一と言っていい保守思想誌『表現者クライテリオン』の編集委員として、日本を豊かにするために、日本人の思想を豊かにしていくために、長年、言論活動を行なっているからです。
ロックについて柴山氏より詳しい大学教授は探せば見つかるかも知れませんが、日本全体のことを考えず、政治的思想を持たず、研究室に引きこもって自らの知的好奇心を満たすことに終始している人は、政治や経済、宗教や思想などセンシティブな内容について語ることはできないでしょう。
また、『統治二論』の要約本、YouTubeの無料解説動画や地上波のTV番組は、『統治二論』から本当に学ぶべき内容や、現代社会にいかす教訓について深く考察し語ることができません。
実際、『統治二論』は全部で630ページ、合計で30章もあり、そのほとんどが難解な論理で構成されています。また当時の時代背景や政治・経済の仕組み、さらにキリスト教への理解などあらゆる前提知識が必要とされます。巷にあふれる「自己啓発本」が、読者に分かりやすい言葉で書かれているのに対して、『統治二論』は300年前に書かれた論文なので、専門用語が多く散りばめられ、前提知識がなければ、到底太刀打ちできない名著になっているのです。
ですが、今回ご案内している講座では、ジョン・ロックを始祖とする近代の政治思想・経済思想について研究をし続けている柴山氏だからこそ、他の人とはまったく違う視点から『統治二論』を語ることができるのです。
この講座では、京都大学の学生からも非常に人気があり、複雑で抽象的な概念を分かりやすく説明することに長けた柴山氏が、 時代の荒波を乗り越えた『統治二論』の本質に迫る「極上の知的体験」をあなたにお届けいたします。
現役の京都大学の准教授が『統治二論』の中でも現代の日本人が知るべき内容をピックアップし、そのエッセンスを2時間以内でまとめてくれているため、たとえ前提知識がなかったとしても、『統治二論』の表面的な理解だけでなく、その本質まで理解することができ、今までの人生では触れることが無かった深い教養を身に付けることができるでしょう。